学びの場としてのネオミュージアム
今回「Undesign」の”舞台”は、奈良県吉野川のほとりにあるネオミュージアム。
学生の頃から数えると、何度この場を訪れたことでしょうか?
古くはジョン前田さんと上田先生が企画した
〜伝説のワークショップ〜のフロッピーディスクとして。
(先日、You tubeでその当時のムービーを見つけてビックリしました)
その後、数々のワークショップやパーティ、コンサートなど・・・
多くのヒトが集い、コトが立ちあらわれたこの場所。
ここに来ると自然と何かしたくなる、何かしてしまう。
おもいっきり知的に遊ぶことでめいっぱい学んでいる、ネオミュージアムはそんな場所です。
ネオミュージアムの匂い
2月25日、朝9時。ゆりさんの車でネオミュージアムに到着。
上田先生が鍵を回しドアを開けてくれた瞬間、ネオミュージアム独特の匂いに包まれました。
音、風景、季節、空気、仲間の表情、自分の感情など・・・
これまでのここでの記憶が、立体感をともなって一瞬にしてよみがえる不思議な感覚。
あー、ネオミュージアムに来たんだ!
実は到着するまで「オープニングセッションどうしよう〜」とモヤモヤしていたのですが、
そのモヤモヤさえも楽しんじゃえっ♪とこれから始まる一日になんだかウキウキしてきました。
ネオミュージアムとキューブ
ネオミュージアムはキューブを重ねたような外観をしています。
建物の中にもホワイトとグレーの木製キューブがいっぱい。
木製キューブは、ネオミュージアムの様々な場所で本棚や道具入れとして大活躍。
イスにして腰をかけることも、キューブ自体をつなげ合わせてテーブルにすることもできます。
また、たくさんある大きな天板をのせれば、高さも自在な作業台に早変わり。
まるでレゴのように自由に組み立てて空間づくりができる最高の環境です。
「今日はどんな風にセッティングしよう?」とメンバーとともに考えるのがとびっきり楽しい。
これもネオミュージアムが持っている人の動きを生みだすしかけの一つなのでしょう。
今回、可視化のツールとして
70センチ×60センチの特大サイズのポストイット(ポストイット・イーゼルパッド)を準備しました。
イーゼルがならんだフロアは、さながらデザインスクールのようでした。
「Undesign」では味覚も堪能してもうらおうと、
吉野の山や川、風を感じられるテラスでのカフェ考えていたのですが、この日はあいにく雨。
食べものと飲みものはネオミュージアム唯一の暖房がある3階のキッチンスペースにご用意。
ホットワインやシャンパン、チョコフォンデュなどを味わいながらゆったりと語り合える場となりました。
夕食は離れの茶室でしっとりと。
ネオミュージアムから日常へ
非日常で実験的なアトリエ、ネオミュージアムだからこそ、
ここで立ちあらわれる「学びの風景」はとても純度が高いものとなります。
でも、それはネオミュージアムでしか作り出せないものではありません。
ここで感じたこと、考えたことを、日常につなげてみたくなる。
いつもの暮らしの中で、次の何かを始めたくなる、ネオミュージアムはそんな場所です。